働きながら看護系大学院にいけるのか?

看護系大学院のはなし。

働きながら大学院へ行けるのか?

「行けます」 

やる気と、貯金と同居家族の協力があれば

実際に働きながら行っている人も多いし、大学も大学院生は働いてるよねっていうていでカリキュラムが組まれていたりする。大学院は2年なんだけど、3年の長期履修っていうのを申請している人もいたり、途中で出産があって伸びちゃったりということもある。

授業自体も、大学院生はそれほど多い人数じゃないから、先生や他の研究室の学生と日にちと時間を連絡しあって、同じ日にまとめて授業してもらったり、先生の都合で延期になることもあり。私も、子供の授業参観や三者面談なんかで変更してもらったりしている。

もともと仕事をしている人のために、週の前半に授業をまとめてカリキュラムを組んでくれたりもしている。そのかわり、学部大学生のときみたいに、単位とるために何日出席すればいいかーなんて、いうのは基本的になくて、ちゃんと出席する。講義自体も講義っていうよりディスカッションしたり、自分達でプレゼンしたりっていう感じが多いから出席は必須。

ただ、専門看護師コースはだいぶ厳しい。とらなければならない単位数も多いし実習もある。

週末や祝日は仕事はできるけど、体力と気力が勝負。

ただ2年間働かずに、学費払って生活費はらってってほどの貯金ってなかなかない。

とりあえず、1年分くらいの学費の貯金があれば、長期休みに働いて2年目の学費を稼いで2年乗り越えることはできる。貯金がなくなる覚悟で

自分への投資の2年 

と思って進んでいこう

子供達にがんと伝える

PET-CTを撮ったあとは12時間程度身体から放射性物質が出ているから小学生以下の子供とは3メートル程度距離を置いて、過ごさなければならない。

我が家の子供達は小学生と中学生。だけどやたらとくっついてくるので検査のこと伝えないわけにわいかない。そうとなると癌であることを伝えないわけにはいかない

まあいずれ話さなければならないわけで、子供というのは隠しごとをしてもそうゆうのは敏感でわかってしまうので、ならちゃんと伝えた方がいいと思う。

隠していた方が子供というのは変に悪い想像をして不安になる。

きちんと伝えて共に生きていかなければならない。

HOPE TREE という親ががんになった子供・患者・家族を支援する団体があってそこのサイトにどのように子供に伝えていくか、などといったことが書いてあったりする。

私がこのサイトを参考に大切だなと思ったことは、「がん」という言葉をきちんと使う事「死なない」という約束はしない。ということ

そんな事を念頭に置いて伝えることにした

そして、長女と次女が素直に感情を表現できるように別々のタイミングで話をした。特にお姉ちゃんは妹がいると感情をがまんしちゃうんじゃないかと思って。

長女の場合は・・ちょっとだけやっぱり泣いた。そして  

「がんって治らないんでしょ。消えたりしない、自分のものだから、治療してそうやって抑えて生きていくってことでしょ?」 

だって。、、間違いじゃない。あってる

次女の場合は・・ちょっとだけ目が見開いた。そして

「ママ、今の時代はね、2人に1人ががんになる時代だよね」

だって。、、間違いじゃない。あってる。

なんだろうなー私が大学院で勉強していることを伝えすぎてきたのか?それとも今どきの10代の子はそんなものなのか? まあいっか

とにかく我が家はそんな感じでオープンに病気のことも話ができる環境として生活していくことにした。

HOPE TREEは思春期の子供達に対するケアのヒントなんかも書いてあるので参考に。

睡魔PET

乳がん診断の最後となるPET-CT。

PET-CTとは、がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質をいかし、体内にブドウ糖に類似した薬剤を注入し、それをCTと併用して撮影することで、一部のがんを除いて、早期がんの発見や転移なんかもわかるというすぐれもの検査。日本では2000年に入ってから普及されている。がんが光ってみえるっていうあれ。

ただ今の日本では悪性腫瘍の診断が付かなかければ保険適用にならないため、生検結果で悪性って診断がついてからの検査になる。

検査は苦痛はない注意事項があるだけ

○前日の夕食が終わったらその後絶食、当日朝ごはんなし。甘くないお茶、お水だけ

○検査当日

 注射で薬剤を注入。あー全然痛くない。うれしい

 そのあと1時間じーっとしていてくださいと通された薄暗く、リクライニングができる電動ソファー。トイレ以外動かず、本や携帯みてはだめ。動いたり、頭つかったりするとそこに糖がとりこまれちゃってあとで光っちゃうからねーなるほどなるほど

ソファーにはほわほわな毛布なんて置いてあって、、、そして部屋は薄暗い、、

おやすみなさい、、

だってこれ寝るしかない、寝ないっていう選択肢ない。

 1時間たったところで、やさしーーく声をかけられて、

「へ?え?(ここどこ?)」って感じでよたよた、わけもわからず機械のベッドに誘導。そしてまたまたほわほわな毛布をかけられて、、、うとうとしている間に、20分(おそらく)ほどで終了。そのあとまた薄暗い部屋にもどされ30〜40分休んでおいてくださいと放置され

最後の30〜40分は「携帯みてもいいですよー」なんて言われたけど

いい、、私眠いもん、、どうせならここでこのまま昼まで寝てもいい とすら思ってしまった

検査終了

○最後の注意事項 検査後も体内から微量の放射性物質がでているので小学生以下の子供とは12時間は最低でも3メートルくらい離れておいてください。

12時間??えーこれ結構無理じゃない??ということは我が家3キロの小型犬もいますけどー?

リトリート って何?

今年の夏、ヨーロッパで一緒に仕事をしていたお友達が長めに我が家に滞在していた。

彼女と話しているといつも、「私もがんばんなきゃなー」と思えてしまうくらい頑張っている子で、そして、いつも私のことを褒めてほめて褒めまくって帰っていってくれる。素敵な存在

そんな彼女が、滞在中に

「この間のリトリートでね」とか

「このリトリート行こうかと思っててね」とか

「私もこうゆうリトリート開催したいわけ」とかとか熱く語ってくれるわけ。

ふむふむ、何かしているのね、、何かしようと思ってるのね

でもまずその

リトリートってなんなの?

ちょっと調べてみる

リトリートとは、日常から離れて心身を癒し、自分自身と向き合うための休息や過ごしかたのこと。らしい(google AIより)

retreatementのことかなー英語で書くと。Reって再びとかそうゆう意味だし自分自身を整えるってことなのかな、と考えたんだけど、フランス語的なretraitってのが語源って書いているところもあったり、でもフランス語でretraitっていうと引退した人、とか退職者とかそうゆう意味合いだし。私的にはre-treatmentの方がするっと納得できる。

なんだか

いいじゃん

いいじゃん

素敵じゃん

私が看護師になったばかりのころに働いた病院の管理者のモットーは

自分達がいい状態でないといい看護なんてできないよ

ってことだった

自分達が劣悪の環境にいたり、いいチームの中にいなかったり、そんな状況で、患者にいい看護なんて提供できるわけない。だから、夏休みはドンととったらいいし、仕事が終わったら思いっきり遊んだらいい。新人だろうが、師長だろうが、会議では自分の今考えていることをしっかり発言するべきで、発言できる環境にするべきである。そんな環境で育って、それが20年たっても看護師として働く上で私が大切にしていることでもある。

だから自分をトリートメントする時間ってすごく大事。

看護師さんがよく旅行行ったり、エステ行ったりって、明日からもまた、良い看護をするために、自分自身を整える必要性を無意識に感じているからなんじゃないだろうかと思う。

リトリート これって?看護師のために生まれた言葉?じゃないかと思うくらい

気に入ったっ

乳腺外来へ

乳腺外来を受診してから、手術まではだいたい1ヶ月半くらいだった。〝臨床腫瘍学”に書いてあった通りの検査で、診断手順。

まず 

①もう一度乳腺エコー

⓶造影MRI

③生検

④PET-CT

造影MRIは、造影剤嫌だなー血管細いから痛いなーと思っていたけれど、全然大丈夫だった。造影剤も10ccくらいなんだって、CTの造影と同じでち20ccくらいをぐぃぃーーと入れるのかと、ドキドキしてたけど、全く気づかないうちに終わってしまった。

生検は、すごーーく緊張したけど、緊張した1/10くらいの痛さ。例えて言うなら、Y字パチンコ?

こうゆうの→

でパンッてされた感じ(されたことないけど)

音的には、糖尿病患者さんが、1週間に一回打つだけでいい、トルリシティっていう皮下注射を乳房に打たれてた感じ(打たれたことないけど)

とにかく、そんなこんなで、3日ごとくらいにポンポン検査をコンスタントに入れられて行った。

うーん、まぁこうゆうのやるってことは悪性なんだなーと俯瞰してみている自分がいたりして。

検診センターから連絡

がん検診の翌日

検診センターから電話があった。 ちょうど出れなくて折り返し電話する。いやな予感。

先生:「昨日、乳房のエコーとマンモグラフィしましたねー、なんかエコーの時言われたかなーと思うんだけど、マンモグラフィも合わせて見たけどやっぱりちょっとねー変だから、乳腺外来に行ってもらえるかな?予約取るからいつならいける?行けるならもー早くに行っちゃって」

あーーやっぱりーーー。昨日エコーの人が、右の乳房今まで何か言われたことないですかー?うーん。って言ってたなぁと。でも、エコーは撮るたびに今までも左は、要観察ってなってた。でもそれは左で、右って初めて。

私:「あー、なんとなく、、言われました。どうしよう、先生、えーどうしよう」

先生:「うん、悩んでもしょうがないからとりあえず行ってきなさい、明日?行ける?うんうん、じゃあ9時に予約いれてあげるから、はいはい行っといで」

先生、、、速攻電話くれて、ちゃんと見てくれた割に、、あっさりなのね、、そこは、なんだろう、医者っていう職業柄、淡々と今ある事実を平坦な言葉で述べるにとどめるわけね。気持ちに寄り添うケアを得意とする看護師とは違うとこなのね、、、明日行けます。9時ではい、、

がん検診って、そうなんだ、あやしいと速攻連絡があるもんなんだーー

大学院への道 情報収集

大学院に行こうと思ってから私がどうやって、

「晴れて入学っ」まで、たどり着いたか

看護系大学院の入学試験はだいたい8月頃。その前に事前面談というのがあって、入りたい研究室にコンタクトをとって事前面談を行ってもらう。だいたいこれが6月くらい。

その1カ月くらい前、5月か6月初旬には説明会とかオープンキャンパスのようなものが開かれる。大抵今はオンラインだし夕方か夜の時間帯にやってるみたい。

そこに焦点を当てる。となると

入学の1年半前くらいの冬くらいからとりあえず、ぼけーと大学院行こうかなーと考えながら、いろんな大学のホームページを見る。まだボケーと。

私がこの情報収集でボケーとしながらポイントとしてたのは

①通える距離か

⓶どんな内容に特化したコースがあるのか

③入学金と授業料はいくらなのか。

この3つだけ。でもどれも大切だしどれもクリアしてるとこじゃなきゃ行けない。

こんな情報収集を3ヶ月くらいやって、だいたいの大学が絞れてきたら、少し行動に移してみましょう。

そうだ大学院に行ってみよう

私が大学院に入学したのは49才。年齢的にぎりぎりだったかなーと自分でも思う。

どんなふうに大学院まで辿りついたか振り返ってみまーす。

まず、どうして大学院に行こうかと思ったのかというと…

50才を目前にして、

「なんだかんだ、65才まで働くとして、あと私の看護師人生も15年くらいかー」と思った時に、私の看護観とか、働く上で大切にしてることってどこから来るんだろう。今まで経験してきたこと、積み上げてきたもの,これってあってたのかな?あってるんだろうけど、「そこに実践で培ったものだけじゃない絶対的な根拠が欲しい」

そう思って研修受けたりするけど、この先を知りたいのになってなってる自分がいた。

どうしたら、いいんだろう。

なんとなく日々過ごしてもあと15年。あっという間だなー、子供のこと、家族のことに一生懸命になって稼いでも15年。あっという間だなー。

看護師人生あと15年しかないのか、あと15年もあるのか…

看護師人生、あと15年しかないのに自分にお金と時間をかけるのか、あと15年もあるから、自分にお金と時間をかけるのか…

なんてね。

あと15年じゃないかもしれないじゃーん

あと20年かもしれないじゃーん

あと5年かもしれないじゃーん

そんなの誰にもわかんないじゃーん

だったら、今、今、このもやもやをなんとかしよう。せっかくだもん後悔しないようにしよう。

そうだ大学院に行こう

となったのでした〜

そう思ったのは、大学院に入る1年前。

ここから、準備が始まる

続く….

がん検診 知識編

今は2人に1人はがんになる時代
がんは恐ろしい病気じゃない
なんて言ってるけど

それは早期に見つかった場合で、やっぱり進行してからみつかっちゃうとどうしても死亡率は高くなっちゃう。

だから、がん検診をうけて予防、さらに早期発見しましょうってよびかけてる。

そして、こんなに多くの人ががんになっちゃうから、国もびっくりして、保険料が間に合わなーいとなっている。

だって例えば、大腸がんは、早期に見つかると、ステージIだと5年生存率が90%。症状が出てるってことは、もうステージIじゃないから、そうなるとぐんぐん生存率はさがっていっちゃう。

でもねー便潜血検査ってねーなんかもうちょい簡単にならないのかなー

厚生労働省が推奨しているがん検診の年齢は

胃がんは50才以上2年に一度

子宮頸がんは20才以上2年に一度

肺がんは40才以上毎年

乳がんは40才以上2年に一度

大腸がんは40才以上毎年

厚生労働省がん検診について

40才すぎたら、受けていきましょうがん検診。

がん検診

5年ぶりにマンモグラフィーをとってきました。子宮癌検診は、なんやかんや婦人科に受診したりしたついでにしたりしてたんだけど。マンモグラフィとるのは5年ぶり。エコーはしてたかなー。

だってねーあれもう胸が引きちぎらそうなくらい痛いんだもん。ぎゃーーって叫ぶ一歩手前くらいの時に、「はい、次、縦ではさみまーす」って言われる。えーじゃあ、あと片方の乳合わせたら3回もあるんだーっ

反対の乳に行く頃には体が逃げちゃって検査台から、無意識に離れちゃう。でも検査技師さんの、痛いですよねーねーっていう、共感と励ましでなんとか乗り切った。なんかねーもっと簡単にならんのかねー。

というか、今の日本のがん検診ってどうなってんのかな?