子供達にがんと伝える

PET-CTを撮ったあとは12時間程度身体から放射性物質が出ているから小学生以下の子供とは3メートル程度距離を置いて、過ごさなければならない。

我が家の子供達は小学生と中学生。だけどやたらとくっついてくるので検査のこと伝えないわけにわいかない。そうとなると癌であることを伝えないわけにはいかない

まあいずれ話さなければならないわけで、子供というのは隠しごとをしてもそうゆうのは敏感でわかってしまうので、ならちゃんと伝えた方がいいと思う。

隠していた方が子供というのは変に悪い想像をして不安になる。

きちんと伝えて共に生きていかなければならない。

HOPE TREE という親ががんになった子供・患者・家族を支援する団体があってそこのサイトにどのように子供に伝えていくか、などといったことが書いてあったりする。

私がこのサイトを参考に大切だなと思ったことは、「がん」という言葉をきちんと使う事「死なない」という約束はしない。ということ

そんな事を念頭に置いて伝えることにした

そして、長女と次女が素直に感情を表現できるように別々のタイミングで話をした。特にお姉ちゃんは妹がいると感情をがまんしちゃうんじゃないかと思って。

長女の場合は・・ちょっとだけやっぱり泣いた。そして  

「がんって治らないんでしょ。消えたりしない、自分のものだから、治療してそうやって抑えて生きていくってことでしょ?」 

だって。、、間違いじゃない。あってる

次女の場合は・・ちょっとだけ目が見開いた。そして

「ママ、今の時代はね、2人に1人ががんになる時代だよね」

だって。、、間違いじゃない。あってる。

なんだろうなー私が大学院で勉強していることを伝えすぎてきたのか?それとも今どきの10代の子はそんなものなのか? まあいっか

とにかく我が家はそんな感じでオープンに病気のことも話ができる環境として生活していくことにした。

HOPE TREEは思春期の子供達に対するケアのヒントなんかも書いてあるので参考に。

睡魔PET

乳がん診断の最後となるPET-CT。

PET-CTとは、がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質をいかし、体内にブドウ糖に類似した薬剤を注入し、それをCTと併用して撮影することで、一部のがんを除いて、早期がんの発見や転移なんかもわかるというすぐれもの検査。日本では2000年に入ってから普及されている。がんが光ってみえるっていうあれ。

ただ今の日本では悪性腫瘍の診断が付かなかければ保険適用にならないため、生検結果で悪性って診断がついてからの検査になる。

検査は苦痛はない注意事項があるだけ

○前日の夕食が終わったらその後絶食、当日朝ごはんなし。甘くないお茶、お水だけ

○検査当日

 注射で薬剤を注入。あー全然痛くない。うれしい

 そのあと1時間じーっとしていてくださいと通された薄暗く、リクライニングができる電動ソファー。トイレ以外動かず、本や携帯みてはだめ。動いたり、頭つかったりするとそこに糖がとりこまれちゃってあとで光っちゃうからねーなるほどなるほど

ソファーにはほわほわな毛布なんて置いてあって、、、そして部屋は薄暗い、、

おやすみなさい、、

だってこれ寝るしかない、寝ないっていう選択肢ない。

 1時間たったところで、やさしーーく声をかけられて、

「へ?え?(ここどこ?)」って感じでよたよた、わけもわからず機械のベッドに誘導。そしてまたまたほわほわな毛布をかけられて、、、うとうとしている間に、20分(おそらく)ほどで終了。そのあとまた薄暗い部屋にもどされ30〜40分休んでおいてくださいと放置され

最後の30〜40分は「携帯みてもいいですよー」なんて言われたけど

いい、、私眠いもん、、どうせならここでこのまま昼まで寝てもいい とすら思ってしまった

検査終了

○最後の注意事項 検査後も体内から微量の放射性物質がでているので小学生以下の子供とは12時間は最低でも3メートルくらい離れておいてください。

12時間??えーこれ結構無理じゃない??ということは我が家3キロの小型犬もいますけどー?

乳腺外来へ

乳腺外来を受診してから、手術まではだいたい1ヶ月半くらいだった。〝臨床腫瘍学”に書いてあった通りの検査で、診断手順。

まず 

①もう一度乳腺エコー

⓶造影MRI

③生検

④PET-CT

造影MRIは、造影剤嫌だなー血管細いから痛いなーと思っていたけれど、全然大丈夫だった。造影剤も10ccくらいなんだって、CTの造影と同じでち20ccくらいをぐぃぃーーと入れるのかと、ドキドキしてたけど、全く気づかないうちに終わってしまった。

生検は、すごーーく緊張したけど、緊張した1/10くらいの痛さ。例えて言うなら、Y字パチンコ?

こうゆうの→

でパンッてされた感じ(されたことないけど)

音的には、糖尿病患者さんが、1週間に一回打つだけでいい、トルリシティっていう皮下注射を乳房に打たれてた感じ(打たれたことないけど)

とにかく、そんなこんなで、3日ごとくらいにポンポン検査をコンスタントに入れられて行った。

うーん、まぁこうゆうのやるってことは悪性なんだなーと俯瞰してみている自分がいたりして。

検診センターから連絡

がん検診の翌日

検診センターから電話があった。 ちょうど出れなくて折り返し電話する。いやな予感。

先生:「昨日、乳房のエコーとマンモグラフィしましたねー、なんかエコーの時言われたかなーと思うんだけど、マンモグラフィも合わせて見たけどやっぱりちょっとねー変だから、乳腺外来に行ってもらえるかな?予約取るからいつならいける?行けるならもー早くに行っちゃって」

あーーやっぱりーーー。昨日エコーの人が、右の乳房今まで何か言われたことないですかー?うーん。って言ってたなぁと。でも、エコーは撮るたびに今までも左は、要観察ってなってた。でもそれは左で、右って初めて。

私:「あー、なんとなく、、言われました。どうしよう、先生、えーどうしよう」

先生:「うん、悩んでもしょうがないからとりあえず行ってきなさい、明日?行ける?うんうん、じゃあ9時に予約いれてあげるから、はいはい行っといで」

先生、、、速攻電話くれて、ちゃんと見てくれた割に、、あっさりなのね、、そこは、なんだろう、医者っていう職業柄、淡々と今ある事実を平坦な言葉で述べるにとどめるわけね。気持ちに寄り添うケアを得意とする看護師とは違うとこなのね、、、明日行けます。9時ではい、、

がん検診って、そうなんだ、あやしいと速攻連絡があるもんなんだーー

がん検診 知識編

今は2人に1人はがんになる時代
がんは恐ろしい病気じゃない
なんて言ってるけど

それは早期に見つかった場合で、やっぱり進行してからみつかっちゃうとどうしても死亡率は高くなっちゃう。

だから、がん検診をうけて予防、さらに早期発見しましょうってよびかけてる。

そして、こんなに多くの人ががんになっちゃうから、国もびっくりして、保険料が間に合わなーいとなっている。

だって例えば、大腸がんは、早期に見つかると、ステージIだと5年生存率が90%。症状が出てるってことは、もうステージIじゃないから、そうなるとぐんぐん生存率はさがっていっちゃう。

でもねー便潜血検査ってねーなんかもうちょい簡単にならないのかなー

厚生労働省が推奨しているがん検診の年齢は

胃がんは50才以上2年に一度

子宮頸がんは20才以上2年に一度

肺がんは40才以上毎年

乳がんは40才以上2年に一度

大腸がんは40才以上毎年

厚生労働省がん検診について

40才すぎたら、受けていきましょうがん検診。

がん検診

5年ぶりにマンモグラフィーをとってきました。子宮癌検診は、なんやかんや婦人科に受診したりしたついでにしたりしてたんだけど。マンモグラフィとるのは5年ぶり。エコーはしてたかなー。

だってねーあれもう胸が引きちぎらそうなくらい痛いんだもん。ぎゃーーって叫ぶ一歩手前くらいの時に、「はい、次、縦ではさみまーす」って言われる。えーじゃあ、あと片方の乳合わせたら3回もあるんだーっ

反対の乳に行く頃には体が逃げちゃって検査台から、無意識に離れちゃう。でも検査技師さんの、痛いですよねーねーっていう、共感と励ましでなんとか乗り切った。なんかねーもっと簡単にならんのかねー。

というか、今の日本のがん検診ってどうなってんのかな?